子供が出来ないのは男性にも責任が?!男性不妊症の原因とは?

不妊について語られることも多くなった昨今ですが、多くのメディアでは女性側の原因を伝えることが多いですよね。
しかし、子作りは二人で行うもの。原因は女性だけではなく男性にもある場合は多いです。

 

そこで、今回はあまり語られることのない男性不妊とは、どのような状態なのか説明していきたいと思います。

 

男性不妊症の原因はどこにあるの?

男性不妊の原因は、精子に問題があることがほとんどです。健康な精子とはどのような状態なのか、ここにWHOが2010年に発表した精液検査における正常値があります。

  • 精液量1.5ml以上
  • 精子濃度1500万/ml以上
  • 総精子数3900万以上
  • 運動率40%以上
  • 正常形態率4%以上(奇形率96%未満)
  • 総運動精子数(総精子数×運動率)1560万以上

これを下回ると、精液に問題があるということになります。この数値は精液検査を行えばわかるものです。不妊に悩むカップルには、ぜひ男性にも検査を受けてもらいたいものです。

 

造精機能障害 精子がうまく作れない

上に書いてある基準に精子が満たなかった場合、精子を作る精巣に問題があるということが考えられます。それが造性機能障害です。

 

造性機能障害にはさらに分類があり、精液の状態で名前がかわります。

  • 精子が精液の中に1つもいない・・・無精子症
  • 精子の数が少ない・・・乏精子症
  • 精子が元気に泳いでいない・・・精子無力症
  • 奇形の精子が多い・・・精子奇形症

男性不妊の9割はこの造性機能障害が原因といわれています。検査方法としては精液検査が主ですが、その後触診・超音波・血液・ホルモン検査など様々な検査をして確定します。

 

精路通過障害 精子がうまく泳げていない

さて、精液検査で無精子症といわれていても、精巣では精子が作られている場合、精路通過障害という精巣からペニスの精液を通る通路に何らかの問題がある場合があります。この障害は生まれつき精路である精管がない場合のほか、クラミジアなどの感染症のため、精路につまりがある場合などがあります。

 

この障害を見つけるためには、先ほど述べた検査のほかに精巣生検、精管精嚢造影検査など、精巣への検査も必要となります。

 

性行為障害 性行為がうまくできない

男性側の不妊で次に多いのが、性行為で勃起しない、射精できない性行為障害です。
そして性行為障害でも勃起障害と射精障害に分けられます。

 

勃起障害で身体的なものが原因の場合、糖尿病や肝臓病、高血圧、動脈硬化といった病気があります。勃起はペニスの海綿体に血液が集まることで起こるので、血の巡りが悪くなる病気になると、勃起にしにくくなってしまうのです。

 

精神的なものが原因の場合は性行為事態にトラウマがある場合や、仕事のストレスなど原因はさまざまです。

 

射精障害では勃起はできるものの、射精ができないことを言います。一口に射精できないといっても、以下の通り状況は様々です。

 

射精自体が全くできない

射精そのものはできるが、膣内で行えない
性行為の際、タイミングよく射精できない(早漏、遅漏など)

 

射精障害で特に多いのが、膣内で射精が行えない膣内射精障害といわれています。これは間違ったマスターベーションが原因とされています。これらの要因には精神的な要因が大きく、カウンセリングなども有効な治療法です。

 

まとめ

男性不妊とはどのような状態なのか、ご理解いただけましたか?
それぞれ原因についてのみ述べましたが、改善方法はいろいろあります。
しかしまずは現状を知ることが大切です。

 

精子の状態はここ20年ほどで平均的に悪くなっているようです。
私が通っていた病院では、昔は正常な精子は6000万個といわれていたが、今は4000万個となっているといわれました。
男性も女性も、子供が作りにくい世の中なのかもしれませんが、旦那さんとしっかり子供について話し合い、一緒に前向きに妊活に取り組めるといいですね。